太陽熱だけでローストしたコーヒー

自然エネルギーで焙煎することにこだわったコーヒー

アメリカの「Solar Roast Coffee」では、一切の電気を使わず、完全に太陽熱だけでローストしたコーヒーを販売しています。普通は電気ロースターなどで一定の温度を保ち、効率的にコーヒー豆をローストしていくのだろうと思いますが、このSolar Roast Coffeeは有機栽培されたコーヒー豆とクリーンエネルギーにこだわっています。それも、かなり手作り感あふれる設備で。

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確かに、有機栽培のコーヒー豆をクリーンエネルギーでローストということから「環境を考えたコーヒー。カップの中に太陽がある。」というコンセプトになるのですが、むしろ注目すべき点は「どうせなら太陽熱でローストしてしまおう」という発想の方ではないかと思います。アメリカでも日本でも有機栽培のコーヒー豆を売っているお店はたくさんありますが、それ以上のものはありません。健康ブームに乗って販売量は増加傾向にあるとは思いますが、ただ有機栽培(オーガニック)であるというだけでは最早注目はされないでしょう。普通なら売上を上げるためのマーケティングとして、「産地厳選」、「いかに他のコーヒー豆と違いがあるかというストーリーを作る」、「生産者の顔が見える」などの手法を取るわけですが、少し発想を転換しているわけです。

コーヒー豆の産地は熱帯地方。そこで太陽というキーワードが出てくる。他と違うローストのやり方をすることによって注目を集め、ファンが生まれ、消費者とお店との関係が出来てくるわけです。消費者からすれば「自分はコーヒーにちょっとこだわりがある」ということになります。

実際のところ通常のローストと太陽熱によるローストの味の違い、どれほど美味しいコーヒーになるのかは分かりませんが、なにかコーヒーが好きだという思いやこだわりが伝わってくる。そして、それを買う消費者も特別な感覚が味わえる。これはマーケティングとして考えればとても大切な要素だと思われます。もちろんコーヒーでなくても、自社のビジネスが他にどういった可能性を持っているのかを探る、それも当たり前すぎるため見逃していた身近なところに差別化できるポイントがあるという事ではないでしょうか。

[ ideatimes ]


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